赤ちゃんの便秘のホームケア
便秘の相談を受けることは多いです。ウンチが2〜3日でないと便秘じゃないかと心配するお母さんが多いですね。2〜3日に1回でも、まとめてたくさんやわらかいウンチがでて、体重も順調に増えて機嫌がよければ、便秘と考えなくてもいいでしょう。
便秘ってどんな状態?
便秘とは、ウンチの頻度ではなく、
- ウンチが出ていても、お腹が張っていて機嫌が悪かったり、おっぱいやミルクの飲みが悪かったり
- ウンチがコロコロしていて、ウンチをするときに息んで苦しそうにするといったような不快な症状を伴う場合を言います。
便秘のホームケア
- 水分量が足りているかをチェックしてください。 ウンチがいつもより固かったり、おしっこの回数が少ないときは水分が足りていないこともあります。運動をして汗をいっぱいかときやお風呂上がりは、水分が不足がちです。おっぱいやミルク、あるいは麦茶や湯冷ましを飲ませてください。
- 食物繊維を多く含む食材を使った離乳食が大切です。便秘がひどくなってから食物繊維をとるのでは遅いので、普段から繊維の多い野菜やくだものを食べて予防してください。
- ヨーグルトは腸内細菌のバランスを改善します。
- マルツエキスは腸の動きを活発にします。
- お腹のマッサージも効果的です。お風呂上がりや朝起きたときに、「の」の字マッサージをすると、腸が刺激されてウンチやガスが出やすくなります。
- 綿棒浣腸をためしてください。ウンチが出ないで苦しんでいるときは、綿棒の先にベビーオイルやワセリンをつけ、肛門から1センチくらい入れ、肛門を広げるように綿棒をぐるっと回して刺激するのがコツです。
- 適度な運動は胃腸の働きを整える効果があります。
- 人間の体は本来、朝起きて食事をすれば排便するようにできています。規則正しい生活リズムは、便秘の予防にもなります。