赤ちゃんのスキンケア
寒くて空気が乾燥する冬、敏感な赤ちゃんの肌はいつも以上に乾燥などの皮膚のトラブルがおこしがちです。 デリケートな赤ちゃんの肌を守るためのスキンケアの基本についてお話します。
カサカサ・かゆみはどうして起こるの?
健康な皮膚には角質層の「バリア機能」があり、水分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。赤ちゃんはこの「バリア機能」が完全ではありません。皮膚が乾燥すると、角質層が剥がれてすき間ができ、外からの刺激を受けやすくなり、カサカサ・かゆみなどのトラブルを引き起こします。
保湿を忘れずに
バリア機能を低下させないためには、肌の水分を逃さないことです。そのため毎日のスキンケアが大切です。ていねいに保湿剤を塗ってあげましょう。
保湿剤を塗るタイミング保湿剤の種類
お風呂上がりは必ず塗りましょう。お風呂からあがって10分たつと急激に肌の水分量が減少します。できるだけ早めに塗って下さい。朝起きて顔をふいたあと、着替えやオムツかえのとき、離乳食のあと、体を洗ったあとなどにも塗りましょう。
保湿剤の種類
ワセリン、ローション、オイル、クリームなどさまざまな種類があります。赤ちゃんの肌の状態に合ったものを選びます。
- ワセリンは傷があっても安心して使えます。
- ローションはべとつかないので、頭皮には使いやすいです。
- クリームはローションよりも油分を多く含みます。塗りやすく全身に使えます。
- オイルは肌がひどくカサつくときに、適しています。
塗り方
- ムラなく塗りましょう。
- マッサージするようにやさしく塗りましょう。
- くびれなども塗り残しのないようにしましょう。
保湿剤の量
- クリームでは人指し指の先から第一関節までの長さで、ローションなら1円玉くらいの量で、手の面積2枚分塗れます。
- 肌が少しべたつく程度。
- ティッシュが皮膚に付く程度。