赤ちゃんの病気 ホームケアのまとめ
赤ちゃんがなりやすい4大症状、「発熱」「咳」「呕吐」「下痢」のホームケア
についてお話します。
発熱
熱の高さだけにとらわれず、機嫌や食欲はどうかなど全身の状態をチェック
して下さい。元気がなくぐったりしていたら直ぐに受診してください。
ホームケアのポイント
- 赤ちゃんは汗っかきで大人よりも脱水症状をおこしやすいので、いつもより多めにおっぱいやミルクを飲ませて下さい。
- 熱の上がり始めは冷やさず、汗をかき始めたら衣類や掛け物を1枚減らします。
- 解熱剤は、38.5℃以上で、つらそうにしていたら使います。高熱でも元気そうなら使わなくてもいいです。一度使ったら、次に使うのは6時間以上あけましょう。
咳
声がかすれて犬がほえるような咳をしたり、ゼーゼー、ヒューヒューといった音がするときは要注意です。唇の色が紫色をしていたり、激しく咳き込んでいるときは直ぐに受診して下さい。
ホームケアのポイント
- 水分補給をしてのどを湿らせます。
- 湿度は50〜60%に保ちます。
- 鼻水が出ていたら鼻吸い器などで取り除いてください。
呕吐
水分がとれなかったり、元気がなくグッタリしたり、けいれんがおきたり、血液や緑色の物を吐いたりしたら直ぐに受診して下さい。
ホームケアのポイント
- 顔を横に向かせるなどして、吐いた物が気管に入らないようにします。
- 吐き気が落ちついてきたら、オーエスワンやアクアライトORSなどを少しずつ飲ませます。吐かなければおっぱいやミルクを与えてもいいです。
- 吐いた物で汚れたら、塩素系漂白剤を含ませた布でふいて消毒します。
下痢
下痢の回数や量が多いために、元気がなくなりグッタリしていたら直ぐに受診して下さい。
ホームケアのポイント
- 水分を多く飲むから下痢が続くのではありません。下痢で失われた水分と塩分を補う必要があります。おっぱいはそのまま続けてください。ミルクは薄める必要はありません。食べられるようになれば、これまで通りの離乳食を続けて、下痢で失われた栄養を補います。
- 下痢便はおむつかぶれの原因になります。おしりを丁寧に洗い、ワセリンなどを使っておしりを保護してください。