みずぼうそう(水痘)
どんな病気?
水ぼうそうは感染力の強い病気です。水ぼうそうにかかった子どもと、1時間ぐらい一緒に遊べば、まずうつります。原因は水痘帯状疱疹ウイルスです。水ぼうそうは、お母さんから赤ちゃんへ移行する抗体の量が十分ではないので、生後1~3か月の赤ちゃんでも感染します。潜伏期は2~3週間です。赤い発疹で始まり、1~3日のうちに水疱になり(写真)、全身に広がります。口の中や陰部にもできます。発疹は2~3日でピークになり、1週間ぐらいでかさぶたになります。発熱がないこともありますが、2~3日続くこともあります。兄弟でかかった場合、最初にかかった子よりも、あとにかかった子のほうが症状が重いようです。
治療
抗ウィルス薬やかゆみ止めの飲みぐすりを処方します。化膿した時は抗菌薬入りの軟膏や飲みぐすりを処方します。ゾビラックスを飲むと、水疱の数も少なく、早く治ります。
ホームケア
お風呂は、熱がなければ、シャワーでサッと汗を流してください。発疹は、ゴシゴシこすらず、手のひらでよく泡立てた石鹸でやさしく汚れを落とし、きれいに洗い流して下さい。
発疹が全部かさぶたになるまで、保育園、幼稚園、学校は休んでください。
兄弟(姉妹)や両親にうつるのを防ぐために、急いで予防注射をする方法もあります。