水ぼうそうワクチンが定期予防接種になります
どんな病気?
- 水痘・帯状疱疹ウイルスに感染して起こる病気です。
- 感染力が強いため、免疫がない人はほぼ100%かかってしまいます。
- 幼稚園や保育園などでよく流行しますが、最近は1歳児がかかることも多く、免疫がなければお父さんやお母さんも感染します。
- 37〜38度くらいの熱と同時に、赤い発疹が頭や顔に出て、半日から2日ほどで全身に広がります。
- 最初は虫さされやあせもと思ったり、水いぼと間違えることもあるので注意して下さい。
- 赤い発疹はしだいに強いかゆみのある水疱になりますが、その後乾いて黒いかさぶたになります。
- 平均して1週間ぐらいでよくなります。
治療は?
- 水ぼうそうのウイルスに効く薬があります。発疹が出て48時間以内に服用を開始すると、症状が軽くて済みます。発疹に気づいたら、なるべく早く受診しましょう。
- かゆみが強いので、かゆみ止めの塗り薬と飲み薬が処方されます。
- 発疹が化膿したときは抗生物質が処方されることもあります。
ホームケアは?
- ひっかいてかきこわして「とびひ」を起こすこともあります。爪を切り、手を清潔にしておきましょう。
- 口の中に水疱ができることがあります。痛いので、すっぱいものや塩辛いものは避けましょう。
- 熱がなければ、シャワーやお風呂もOKです。そのほうが化膿することが少ないでしょう。
- 1週間ぐらいたって、発疹が全部かさぶたになったら、登園や登校できます。
予防接種
- 水ぼうそうはワクチンを接種することで予防できます。
- 10月1日より定期予防接種になります。接種費用が無料です。
- 対象は1〜2歳児で、3か月以上の間隔で2回接種します。また、3〜4歳児は来年の3月31日までに1回接種できます。ただし、接種回数には条件があります。不明な場合は主治医の先生と相談して下さい。