溶連菌感染症が流行しています
原因
A群溶血性レンサ球菌という細菌に感染することが原因です。子どもに多くみられますが、成人が感染することもあります。一度感染して治っても繰り返し感染することがあります。
症状
主に喉に感染し、発熱や喉の痛みを引き起こします。体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブができたりします。
診断
気になる症状がみられる場合には、できるだけ早く医療機関を受診してください。医療機関では、溶連菌に感染している疑いがあれば綿棒で喉の奥を軽くこすって細菌の有無を調べる検査をします。5〜10分以内に検査結果が出ます。
治療
溶連菌がいることがはっきりしたら、抗菌薬を飲みます。1〜2日で熱が下がり、喉の痛みも消えますが、途中で薬をやめてしまうと、再発したり、急性腎炎やリウマチ熱などの合併症を引き起こすこともあります。指示通りに最後まで飲むことが大切です。
予防
手洗いやうがいが予防の基本です。ワクチンはありません。
登校(園)の目安
抗菌薬を飲み始めてから24時間以上たっていれば感染力はなくなるので、元気があれば登校(園)してください。
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